暴露 スノーデンが私に託したファイル

ネットを使う以上、一般教養としていつか読んでおきたいな〜と思ったので読んでみました。
ていうのは建前で実はスノーデンの暴露とゲームについては関係があるからなんですよね。
そもそもスノーデンとは誰なんじゃいって方のためにざっくり説明すると、NSAという大体多分世界最強の諜報組織の監視体制を内部告発した人物です。
陰謀論でもなんでもなく、アメリカ国民や海外の世界中の一般市民の電話やネットの情報に対して、(当然)無断で情報収集する大量監視体制を敷いていたことを内部にいた彼が告発し一大スキャンダルになったっていう事件です。もちろん当たり前の様に日本のデータも監視されています。
概要
本書はNSA批判で有名だった著者にスノーデンが接触を試みたことから書かれたものです。前半部分は著者とスノーデンが出版社や弁護士を巻き込んで実際に接触し、告発に至る流れまでのドキュメンタリーパートになってます。
いや〜漫画とか映画の世界ですねこれ。
後半部分はスノーデンのリークした内部資料について専門知識のない読者に向けての解説パートです(といっても耳慣れない単語と文章でめちゃんこ難解ですけど)。
読んでみた理由
で、なんでゲームブログに関係があるのかって言うと暴露の理由としてのビデオゲームから受けた影響を1つに理由としてあげているのを聞いたことがあるからなんですよね。その辺りを掘り下げてみてみたいな〜と。著者は現実的に命のリスクすら伴う非常にリスキーな内部告発の覚悟をスノーデンに問おうとします。初めはもっともらしい正論を並べ立てるだけでのらりくらり躱そうとするスノーデンに対し最終的に満足いく答えを引き出します。それがゲームの主人公から受けた影響だった、と答えます。
ま、本当はもっとしっかりとした考えが述べられているんですけれど、要するに自分の主義を通す為の勇気をビデオゲームを通じて養った、というわけ。
ね?ゲームブログにおあつらえ向きじゃないですか?
彼は現在36才なので世代的にはファミコンよりギリ前のハードで育ったくらい?
かなり直撃世代ですよね〜。
とは言っても正直なところここについては上記に挙げた程度の描写くらいしか見当たらなくてちょっと期待はずれでした。残念。
もうちょっとどういうゲームに影響受けたのかとかを深掘りしたかったんですけどあっさりでした。
うーん、どうやら本人の自伝を読んだ方がよかったみたい。
そのうちそっちも読んでみたいです。
こっちが自伝でござるね。
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