まあ、その予想が当たるかどうかはこの際どちらでもよくて、日本文化っておもしろ!と日本人が気付く方向に向かっているのではないかと感じているのだ。というわけで存在自体は知っているのに中身を知らない文化について勉強してみようと思う。
中でも前々から気になっていたのが人形浄瑠璃。
文楽が比較的見にいきやすい環境にあるので鑑賞前にまずは前提知識を仕入れようと思い本書を借りてみた。
文楽以外にも各上方芸能について必要最低限の入門知識が簡潔に説明されている。
各項目は以下の通り
歌舞伎
文楽
上方落語
能
狂言
上方講談
浪曲
上方舞
ボリュームは短めでしかし初心者・入門者がほしい概要が初心者目線で書いてある。これが素晴らしい。
とにかく格式のある分野の入門書にありがちなのがあれもこれもと情報を詰め込み過ぎて概要を掴む前に興味を失うと言う構成になっていない。
全ページカラーで見やすいし、各項目で15p程度なので10〜20分で読み終われる。
各芸能の演目構成の概要とわかりにくいポイント
鑑賞できる場所、チケットの買い方、予習の有無やドレスコードなどのマナー情報まで数ページで簡潔にまとまっている。
上方芸能のどれかを鑑賞してみたいという人にこれ以上ない最適解の入門書になっている。
非常におすすめ。
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