呼吸の仕組みについて興味が湧いたので手始めに数冊借りたうちの一冊。
前半部分は呼吸のしすぎは体に悪いという説とその根拠を述べるために当てられている。
それを改善するための手法として口呼吸をやめて鼻呼吸をすること、そして呼吸における正しい姿勢を身につける事の重要性が説かれる。
後半は実際にエクササイズの内容が写真付きでレベル別に解説されている。
フォーマット的には一般的な筋トレ本に近い。
見た目的には筋トレっぽく見えるが、どちらかと言えば体幹トレーニングと共通する内容のものが多い。基本的に自重トレーニングなのでやる気があれば今日から実践可能。
呼吸数を減らすと健康的になるとは言っても、喘息や発熱時に顕著なように健康状態が悪いと呼吸数が多くなるものなので、そう言った健康状態の人に呼吸数を減らせと言ってもなかなか難しいだろう。健康が優れないから酸素の供給量を増やそうとするのであって鶏が先か卵が先か状態になってしまう。
この本は健康な状態の人がパフォーマンスを損なわないようにする為の本だろう。
スポーツマンがより高いパフォーマンスを獲得する時に心強い指針になるだろう。
口呼吸の改善についてはまず舌の位置。
口蓋につけた状態で維持するとの事。これは初めて聞いたので興味深かった。
また、睡眠中の正しい口呼吸の改善方法で口にテープを貼るなどどう考えても乱暴なやり方なので真似するべきではない。特に喘息持ちの人がやると命に関わる。
こう言った乱暴な施策や、一部に論理の飛躍が感じられる節があるので全体の根拠に関してはやや疑問が残る。
実際に行うなら専門家に相談しながらするべきだろう。
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