手軽に読めてかつ気分が上がる。
改訂版が出ているがこちらは旧版。改訂版はAmazonリーディングで読めるがこちらは未読。
メンタルが病んだらとりあえず筋トレしろというのは、知らない人は知らないが(特に若者)よく言われる事で、私も実体験があるので間違いなく効果はあると断言できる。しかも数週間程度ではっきりと分かるため即効性がある。
最近の研究ではうつ病はヘルペスウイルス由来の脳の病気ではないかと言われているので、脳内物質の分泌やホルモンバランスにいい影響を与える筋トレが鬱に効くと言うのも単なるマッチョイズムではなく信憑性を帯びて来ていると言えるだろう。
実際やってみれば分かる事だが筋肉肥大も面白いくらい目に見えて起こるので、趣味の中でも比較的努力を裏切らないものと言えるだろう。
と言うわけで「困ったら筋トレ」は諸手を挙げて賛成だ。
この本を取っ掛かりとして読むのはいいだろう。
ただしこの本は著者のツイート集でしかない。
体系的な筋トレのメリットなどを求める人にとっては読む価値がない事を断言しておく。暴論があるとは言わないが短い文字数にバズるための煽りが多いので発言内容は断定的だし、読んでいてテンションは上がるが後から振り返って残るようなものは特にない。
しかもツイッターでバズりやすいようにマジョリティ層に向けて書かれているので語り口は偏りがある。要するにこの本は何かにもがいてうまくいかないと感じている一般的なオタクへ向けたアジテーションが詰まった一冊だ。
勿論これは悪いことではないが、要するにその一点だけを目指した一冊ということだ。
なので筋トレがいかにいい影響を身体や精神に与えるかと言う事をしっかり学びたいなら別の学術的に明るい本を探そう。
また、筋トレの実践方法に関しても全くない。すでに決意が固まっている人はこんな本を買わずに、地味でもいいのでトレーニング教本を買った方が有意義である。
個人的にはわざわざ読むような本ではないと思う。口当たりのいいポジショントークでは意識は変わらない。教則本を買え。
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