内向型である事を慰められるだけ 〜内向型人間のための人生戦略大全

2020年10月31日土曜日

読書

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内向型人間のための人生戦略大全

図書館から借りている本に待ちが出たので自宅の積ん読を消化することにした。

今回読んだのは内向型人間のための人生戦略大全。
書き込み跡がもあり途中まで読んでいたのだが、結論を言うと途中で読むのをやめてしまった。もう読むことはないので処分しようと思う。

引用・出店箇所が曖昧

内向型人間の強み・弱みなどどつらつら書いてあるが、根拠に乏しく説得力もない情報ばかりだ。
詰まる所それあなたの意見ですよね?という内容がもっともらしく断定的に書いてある。
著者の過去の実績や統計などから説得力のあるデータや象徴的なエピソードでもあればまだいいが、どこまで行っても一般的なあるあるネタを権威的の書いてあるだけのポジショントークしかない。

冒涜の内向型人間は1人でいるときにエネルギーを充電し、外交型人間は他人とのコミュニケーションによるエネルギーを充電する、という説だけは説得力を感じたが、本書で読んでよかったと思える記述はここだけだ。それにしても明確な出典や引用の記載はない。
巻末に参考文献は申し訳程度に乗っているがどこのエビデンスとして使用したのががないので資料性も薄いため価値は低い。

自分で埋めるだけの人生戦略

更に肝心の人生戦略の部分については、
穴埋め式のワークシート方式になっており、戦略や自己の振り返りを自分で埋めていくことになる。課題は出されるがそれに対しての評価もあるわけではないので読者に考えさせて実行させるだけだ。最終的に根性論や精神論と大して変わらない解決法といえよう。

というわけで呆れて途中でやめてしまった。

でもよかった事もある。
これまで継続的な読書を続けてきてビジネス書や啓蒙書の読み方の良し悪しがわかって来た事だ。

説得力の有無はやはり根拠や破綻のない論理展開にある。根拠の有無はコツさえわかればすぐにわかる。論理展開に破綻や飛躍がある場合は、大抵わざとだ。恣意的な立場への誘導をするポジショントークである事が多い。今回の例で言えば人生の戦略を立てるための手がかりや知見を得るために本を読むのに本書でやることといえば自分の頭で考えましょうと言っているだけだ。つまり誠実さにかけるのだ。本書で言えば内向型人間が読んで気持ちよくなるようにお膳立てしておいて結局本質的な部分に対して言及しないことで煙に巻いてしまっている。

今回、積ん読消化をしてよかった。
収穫は読まないでいい本の見分け方が分かってきた事だ。
今後も機会を見つけてちょくちょくやっていこう。

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