インプットが読み、聞くこと
アウトプットを話す、書く、行動する、と定義づけそれぞれの実践手段を具体的に書かれてある。
全体を通して主張が明確で読みやすい文章。
概念的なマインドセットや哲学的なあやふやな所に逃げておらず、各TIPSは行動タスクのレベルにまで具体的に明示されている。
後はやるか、やらないか、の所までお膳立てされている。本気でアウトプットを実行して人生を好転させたい人の取って助けになる一冊だろう。
引用元が明確に記されていなかったり、参考文献で自分の過去作を大量に載せているのは非常に胡散臭さがあるのがやや残念。
とは言っても、初めから著者の経験を基にした持論を読むと思えば説得力は充分あると言っていいだろう。
構成は
①話す→②書く→③行動する→④トレーニング
の4章構成。
各TIPSは2or4ページで、短く明確に纏まっているので続きからも読みやすい。
「行動する」の章は作業・実務面のTIPSというよりマインドセットの項目が中心。特にこの章が参考になる文章が多かった。
トレーニングの章は、実際のアウトプット手段として
- 日記
- SNS
- ブログ
を挙げ、実践方法を解説している。
この内、日記に関してはメンタルが目に見えて落ち着いたり、思考を整理することができるという実感がある。
題材に関しても
健康記録、読書感想、趣味について
と、かなり具体的な部分まで解説されている。
題材に関してはマニアックであるほど価値があるとしながらも、“高校のクラスで1番”レベルでOKと言い切っており、背中を押されるような気持ちだった。
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