全体的な俯瞰の筋骨格が見たかったので、精細なCGイラストがある本書を選択した。
筋肉と骨格はあくまでカテゴリの一つで、
機能別の器官系毎に8器官系+免疫系に加えて、筋肉・骨格という構成。
各器官は、ざっくりとした機能の解説とCGイラストという形式。
目的だった全身の筋骨格は手書きイラストとは違ってはっきり繋がりが見えるので副読本として良かった。繋がりが見えにくい肩甲骨周りや骨盤の形状もある程度イメージできた。やはり一つのテーマで複数の形式の本を同時に読むのはおすすめだ。
特に目的としてなかったが、内臓に関しても興味を持てたのでもう少し深掘りするのも面白いかもしれない。
名前は知っているが働きを知らない筆頭、脾臓や副腎なども始めてちゃんと機能を知れた。
脾臓は免疫系。役目を終えた赤血球を処理したり、外敵を食うマクロファージの産生や抗体を作るリンパ球が大量に作られるのはここだ。
副腎は腎臓の上に乗っている三角形の帽子みたいな臓器。だが実は腎臓とは働きは関係がない。こちらは内分泌系。ホルモンを分泌する事で体の働きを調節・維持している。副腎皮質ホルモンいわゆるステロイドもここで作られる。
全般的に深くは解説されておらず論理も省かれている箇所もあるためこの一冊だけでは深く内臓を知ることは出来ないが、ざっくりと体の臓器の仕組みを知るには手軽で読みやすい。CGのクオリティも高いのでイメージもしやすいので興味を確認するための解剖学はじめの一冊としてはおすすめだ。
以降は自分用。
深掘りしたい内容をまとめておく。
肝臓 →消化器系
ブドウ糖の精製から消費までの一連の流れ
膵臓 →消化器系
インスリン・グルカゴンによるブドウ糖を細胞に取り込む仕組み
腎臓 →泌尿器系
原尿を濾過する腎小体の仕組み
副腎 →内分泌系
ホルモンやステロイド産生の詳細や働きについて もう少し深掘りしたい
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