このゲーム、豊穣神であるサクナヒメが稲作をして収穫したコメを食べる事で自分を強化していくゲームなのだ。コメの出来、つまり稲作の質が良ければいいほど、強化できるステータスにいい影響が出るのだ。そのコメ作りパートの作り込みが生半可ではない本格的な作りなのだ。
というわけで、これを気にちゃんと稲作のことについて学んでみたいと考えた。
この本はイネの生理を中心に、限られた土地における最大多収を目指すコンセプトで書かれている。
稲作における堆肥の内容やタイミング、根・茎・葉の働き、各栄養素を稲が使う仕組み、水深の考え方など栽培する上で直接的に必要な工程について一通り書かれている。
基本的なことはこの本でおさらいしておけば後はネットで記事を拾っていくだけでも、かなり読みやすさは違うだろう。
だからといって目の前にある田んぼに対して最大多収のための最適解が全てが解き明かされているとは言い難い。
稲作については生物学的な仕組みはもちろん判明しているが、結局のところ環境に応じて臨機応変に対応していくことが求められる分野だろう。
だから書籍や雑誌によって相反する意見も結構散見される。
どちらが間違いというより、堆肥の成分状況や温度・湿度の変化によっても常に状況は変わるためその場に応じて判断していくしかないということだろう。水深と日光による生長の仕組みもトレードオフであるポイントもあるため、各要素が連動していく事柄が多い。
根本的な仕組みを理解してトライ&エラーを繰り返していくしかないのだ。
だからこそやりがいがあるというもの。
というわけでサクナヒメ、続きをプレイしていこうと思う。
読んでいくうちに、土壌の仕組みと堆肥の作り方や蒔き方についてはもう少し深掘りしてみたいと思うので、土壌メインでさらに数冊読んでみたい。
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