
- 作者:西成 活裕
- 発売日: 2009/07/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「渋滞学」と同時にこちらも読んだ。
タイトルからてっきりライトな内容を想像していたが、但し書きにあるように数学的な下地は求められる。確率や微積に関しての事前知識がないと読み進めるのはほぼ不可能の名で要注意。
セルオートマトン、確率過程、流体力学の3方向からなる基礎編と、基礎を基にした4種のモデルの解説が主な内容となっている。
渋滞学ではセルオートマトンのみの説明となっていたが、どういった過程でASEPが利用されるに至ったかや、流体力学と確率との関係性が書かれている。
応用編は細かい導出過程がページの都合上カットされるので理解が難しかった。
反面、4章の実例における渋滞学のパートが「渋滞学」に比べて数値やモデルを基にした解説になりので説得力が増して面白みが増した。
本書を読むのであれば事前に「渋滞学」目を通しておいた方が理解が早いのでお勧めしたい。
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